ただやんただやん

大阪王将の冷凍餃子がなぜバカ売れしたのか?を徹底調査した結果はいかに??

お客様の反応は?

実際にカメラでスーパーの冷凍餃子コーナーをのぞいたところ飛ぶように売れていました。

 

購入したお客様のコメントとしては、

・フタがいらないので洗う手間が省ける。

・簡単できれいに仕上がる。

・油も水もフタも全部使わないので洗い物が楽。

といった意見が挙げられていました。

革新的な冷凍餃子はどのようにして開発成功できたのか?

水いらず油いらずフタいらず

というこの冷凍餃子は大手冷凍食品会社も商品化できず。

大阪王将だけの独自商品となっており、

業界初の技術で年間売上100億円達成!

 

大阪王将の商品開発部に潜入調査

M1グランプリ最高齢ファイナリスト「錦鯉」のお二人が大阪王将の商品開発部に潜入調査しました。

なんとそこに居たのは、若い女性社員だけ。

その女性社員たちはいままでに

 

「癒しの水餃子」

皮にジャスミンと柚子の皮を練り込み、アロマの香りでリラックス効果を狙った商品

アジア最大級のFOODEX美食女子グランプリ2016金賞受賞。

この投稿をInstagramで見る

 

mu(@utsuro)がシェアした投稿


「羽根つき餃子」

2015年~2018年 4年連続 モンドセレクション金賞受賞

 

「鰹仕立ての焼き餃子」

2015年 モンドセレクション金賞受賞

 

などの画期的な商品を数々と開発していました。

何故、フタ無しで焼ける餃子を開発しようと思ったのか?

きっかけは、フライパンのフタを持っていない男性社員の一言からでした。

フタが無いと

・餃子が焼けていく様子が見えるので、こまめに焼き加減をチェックする必要がない。

・フタを洗う手間がいらない。

というメリットがある。

 

そんなフタいらずの羽根つき餃子ですが、簡単に出来たわけではありませんでした。

通常商品の開発期間は3か月から半年ですが、1年間くらい試作開発を重ねてやっと完成。

 

なぜフタがないのに餃子が焼けるのか?

通常の餃子はフライパンに水を入れフタをすることにより、

蒸しあげた水蒸気で皮の表面を温め全体に火が通る。

 

大阪王将の餃子は、餃子の皮がフタ代わりになって中身をしっかりと蒸しあげている。

 

これはいったいどういうことなのか?

 

大阪王将の餃子の皮は通常の皮よりも水分を多くしている。

そうすることにより、皮全体が温かくなり、フタ代わりとなって

餃子の餡を蒸し焼きにしている。

この水分をどれくらい含ませるかが非常に苦悩したそうです。

水が多過ぎても皮がベチャベチャになってしまいます。

試作回数300回以上重ねてやっと

水をたくさん含んで、もっちり焼き上げるベストな配合に行きついた。

 

さらなる問題発生!

しかしそれだけでは完成に至りませんでした。

 

フタが無いことで大きな問題が発生しました。

それは、

油がはねてキッチンが汚れてしまうことでした。

 

1年間かかりやっと完成!

この問題を解決するために試行錯誤を繰り返すこと200回以上。

そして

油をこまかくして水の中に混ぜる。

そうすることにより、水と油のケンカが小さくなり、油がはねるのが小さくすることが出来た。

そうして約1年間かけてやっと完成に至ったそうです。

 

今後の商品開発予定は?

チーズダッカルビと餃子を組み合わせたチーズ入り餃子や

フライパンを使用しないでパリパリな餃子が出来ないかなどを考えているそうです。

 

〆っ!

今までの固定概念を取り払って、若い女性社員の開発チームにすることにより、

斬新な発想が飛び出してくるし、若い力でトライ&エラーを繰り返して成功に導いていく。

すごい良い社風だなと思いました。

 

商品でいえば失礼な話、「餃子の王将」さんの方が美味しくて人気があると思っておりました。

今度是非スーパーで購入して焼いて食べてみたいと思います。

また観てね~!